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リップスティック ’13

おもに海外の映画やテレビドラマを観た感想を書いています。

17歳

17歳(原題:Jeune et Jolie、2013年フランス映画、新宿ピカデリーにて鑑賞)

フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!

日本語で「フレッシュ」というと「新鮮な」という感じで使われますが、元々の英語では肉や肉体を表すのでかなり性的な言葉になります。

この映画では、フレッシュとfleshの融合というか、若々しい体が本当に新鮮でおいしそうです。これぞflesh!というものを教えてくれます。

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私はフランス映画が苦手です。友達に誘われ、上映時間が94分ということもあり見に行きました。あと映画の日で1000円だったので

題材としては援助交際なので古いな…と感じました。彼女が援交に走った理由は特になく何か訴えたいことや自分自身の価値を確認するためなどとも違うところは新しい視点でおもしろかったです。ただそれ故に、なんでそんな若い美人がネットで客を拾うという危険な行為にハマるのかが全くわかりません。本人もわからない…というのはいいのですが、ここは見ている人にはわかるようにしてもらうとすごく心に残る映画になったのではないでしょうか。

フランス映画を私がなぜ苦手かというと、あまりイベントが起きないのに延々と同じようなことを移したり、思わせぶりなシーンを延々と続けたりということを受け止める感性がないからです。少々しんどい映画でもエロがあるとみられるのですが、追求しすぎていてギブアップということもよくあります。しかし、この映画はそんな追及もなくエロもそんなことまで…と見たくないようなものは映しません。ちょっと物足りなさも感じる、しんどいフランス映画の上澄みをすくったような映画でした。

主演女優の裸を見るだけでも、お金を出す価値はあると思います。上澄みなので、彼女の素晴らしい体もさらっと撮っていますが。

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この爺さんの妻が「私にも勇気があったらお金を取ってセックスをしたかったわ」と言います。これは監督の願望ではないかと思ってしまいました。売春をしたことがない大半の女はセックスをお金に変えたいって思いません。

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無駄な脂肪がなし。素晴らしい。

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弟くんが大きくなって痩せてイケメンになってる!この主演女優の人は普段からこんな憂い顔なんですね。


フランソワ・オゾン監督作 映画『17歳』予告篇 - YouTube

アメリカン・ハッスル

アメリカン・ハッスル(原題:American Hustle、2013年アメリカ映画、新宿武蔵野館にて鑑賞)

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Hustle=《俗語》 不正な金もうけ; 詐欺
直訳したらアメリカ的詐欺でいいのでしょうか?
最初から禿げ頭にカツラを付けるところを入念に見せます。そこから悪い予感はしました。私にとって、ですが。全体的にすごく長いです。思わせぶりなシーンが多々出てきます。伏線なのかと思いきや、別に回収はされません。アメリカ人にとっての小粋なユーモアがふんだんにちりばめられています。私はこれが苦手なのです。笑えません。


主要キャストが全員アカデミー賞に選ばれたくらいに演技は素晴らしいです。個人的にうまい役者がさらっと演技をしているのが好きなので、力いっぱい演じているのを見るのはしんどかったです。役者の心の声が聞こえてくるようで。脚本読んだ瞬間にわかったの。これは私にアカデミー賞をもたらせてくれるわ!

すごく底浅い嫌な役をそのまま演じてしまうブラッド・リー・クーパー。コミカルな映画なんだから可愛げが必要なのですが、彼が演じるとただ嫌なやつになってしまいます。ホームパーマしているパンチパーマ姿もただただ似合ってないだけ。ウルトラ・アイラブユーではよかったのですが、笑わせようとしてないところがよかったのかもしれません。ハングオーバーのときも嫌悪感しか湧かなかったので。

 

そして気になった点は、びっくりするほど胸の開いたドレスを着ていることです。主要キャストだけでなく、お婆さんといった年齢の秘書までもパカッとあけていました。当時の風俗なのかもしれませんが、こんなにあけていたら少しでも動いてたら丸見えになるはずです。両面テープでも貼り付けてあるのか屈もうが激しく動こうが一瞬たりとも乳首が見えることがないです。完全ノーブラなのに乳首の跡形もないです。しょうもないことが気になってしようがなかったです。なんの意味があるのですか?乳首やポロリがないのなら意味のない衣装だと思うのですよ。別にみたいわけじゃないけれど、そんなこともノイズになりイラっとさせられました。

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ようするにこの映画は、私には何がいいたいのかさっぱりわからなかったのです。

なんちゃって家族

なんちゃって家族(原題:We're the Millers、2013年アメリカ映画、シネマート新宿にて鑑賞)

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ジェイソン・サダイキス演じる主人公は、いい年してもマリワナの売人をやっていていい加減な日々を送っている。ある日、同じアパートのぼんくら少年の正義感に付き合ったせいでタチの悪い奴らに在庫のマリワナと現金をすべて強奪され、販売元のボスに泣きを入れたところメキシコにマリワナを仕入れてこいと強制される。絶対国境を通れるわけないと頭を抱えていたが、あることで家族だと誰からも疑われないと名案を思いつき、アパートの隣人ジェニファー・アニストン演じるストリッパー、同・ぼんくら少年、家出娘らをなんちゃって家族に誘い、メキシコで物を仕入れてボスに渡すまでのどたばたコメディ。

とにかく、無駄なシーンが一切なしっ!主人公がばったり大学生時代の同級生と会ってちゃらんぽらんな生き方をしている自分と比較してしまうシーンもさっくり進みます。この主人公は下手な感情移入を拒むかのようないい加減で嫌なやつなんです。蜘蛛の糸のような細い一本の善の心の持ち主だけど、それを感傷的に描くことはギリギリのところでやらないのです。それが、気持ちのいいコメディになっています。

そして、それはこの映画全般を構成しています。

ドラッグ・ディーラーといっても、アメリカでは大統領さえ吸ったことがあるマリワナだし、ストリッパーといっても、売春をしろと店側から命令させられると一文無しにも関わらずあっさりと店を辞めてしまうのです。アナルセックスのことを話すのが好きな自堕落な家出少女もわざわざ会いに行った男の誘いを拒否すのです。普通はそんなわけないでしょ、と白けてしまうことも多いわけですが、この映画は絶妙な運転さばきで最後まで引っ張ってくれます。

だいたいこの職業のメンツだったら普通は現代の暗部を描いた映画になると思うのです。いくつもいくつもそんな映画があったような気がします。この映画は何かを考えさせてくれるものはありません。でも、映画を見ている間は何も考えず笑えるのです。何も考えずに笑えることは本当に幸福なのです。最後の最後の落ちがまた笑えます。ツマラナイ日常を肯定してもらったような気になりました。

そして、一番と言っても過言でない見どころは、ジェニファー・アニストンのスタイルです!撮影当時も40歳にはなってたはずですが、セルライトなしの完璧ボディ。

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ストリッパーにしたら鍛えすぎている体ですが、ブラとパンツで歩いても全く見苦しくない!ストリップ小屋で下着姿で歩くのもいいのですが、拉致られた工場の設備をフルに使ったストリップは最高です!

フラッシュダンスばりに水をかぶります。

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何かレバーを引いたら、花火が飛び散りました。なんで?と思いましたが、面白いからOK!

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あとは、ぼんくら少年のラップが最高でした。

あと、途中で会う家族も最高です。

あと、ジェニファーが卑猥な言葉を絶叫するのも最高です。

あと、最後のNG集までおもしろかったです。


映画『なんちゃって家族』予告編【HD】 2014年1月25日公開 - YouTube

 

ゼロ・グラビティ

ゼロ・グラビティ(原題:Gravity、2013年アメリカ映画、imaxシアターにて鑑賞)

ジョージ・クルーニーが、自分と同年代の女性と過ごすぐらいなら宇宙の彼方で死ぬことを選ぶ映画」@ティナ・フェイ

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アラフォーは勘弁!

冗談はさておき、初めてimaxシアターを体験しました。普通の3Dとどう違うのかは私にはわかりませんが、聞くところによると、よりいっそうクリアーなんだそうです。確かに本当の宇宙のようでした。無重力も感じられ、臨場感がすごかったです。もちろん、画面も美しく、思わず地球は青かったと口にしてしまいそうなくらいでした。

上映時間は1時間半くらいなのにいい意味で長く感じました。それだけ濃縮された内容でした。緊張感が溢れまくったまま最後まで見せてくれました。後ろから、遠くから、かすかに聞こる音がだんだん近づいて来たり、涙の粒が目の前に漂って来たり、宇宙のがれきが目の前に飛んで来たりという3Dならではを余すところなく楽しめました。

内容は、不慮の事故にあった宇宙飛行士が無事に地球に戻れるか?というだけのものです。メイキングによると監督は言葉ではなく映像の比喩で見せたいとのことなので、セリフも少なくほとんど登場人物のバックグランドを説明されることはありません。なので、一つも要らないシーンはなく、瞬きさえ許されないような緊張感で観客目を画面にくぎ付けにします。

見に行く前は何の情報も持たずにいくことがお勧めです。

素晴らしい映画でした。

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見た後は、Do you copy?が心に残ります。応答願いますとある字幕でなぜにcopy?と思って調べると宇宙用語のようです。

JAXA 宇宙で英語を学ぼう 【第15回】

ここで使っているCopyはI understand(理解しました)の意味です。私はあなたの話した内容を聞き取ってちゃんとcopyしましたというニュアンスです。

 サンドラ・ブロック扮する宇宙飛行士のライアンが絶望してCOPY!とひと言うシーンは号泣です。

メイキングを見ると、紐でつりさげられて動いていたのが驚きでした。本当に自然に無重力の中を動いているように見えたので。シンプルな話ゆえに演技力のある役者じゃないと務まらないんですね。


映画『ゼロ・グラビティ』特別映像3 2013年12月13日公開 - YouTube

ウルトラ I Love You

 

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ウルトラ I LOVE YOU! (2009年アメリカ映画。DVD鑑賞)

サンドラ・ブロックが2010年のアカデミー賞とラズベリー賞の主演女優賞をダブル受賞したことでも話題の作品。

もうこのサンドラ・ブロックの髪型だけでも見る気が失せるくらいですが、前評判の悪さもあって期待せずにみるとおもしろかったです。サンドラ・ブロック演じるメアリーはクロスワードパズル作家で雑学オタク。何かといえば自分の知識を一方的に早口でまくしたてるように話す人は現実にいる。正直うっとおしい。そのリアリティーがこの映画の評判をさらに落としてるのかもしれません。スクリーンでまでみたくないよ。こんな女って感じでしょうか。

この主人公は空気が読めず一方的ではあるけれど、基本的に優しい人間なのでそこが愛されます。だから、今まで友達も彼氏もあんまりいないっていう状況なのが納得できません。そこは作り話だからってことなんですが。映画が始まったときは友達もいない孤独な変人が映画の中で愛されていく…心を入れ替えた!とかだったらわかるのですが、主人公が変わるのではなくほだされた周りが変わっていくというときは気になり、自分の中で「これは映画だから」と言い聞かせなければいけないときがあります。

主人公の雑学オタクをうまくストーリーに絡めてはいるのですが、全体的にとっちらかっています。残念だったのは、重要な赤いブーツの秘密がたいしたことなくてがっかりでした。でも、最後にいい言葉で締めくくっています。

追いかければいけない人とはそもそも縁がない

両親のお膳立てで会った男がイケメンで即一目ぼれしてしまい、彼が何を言っても作り笑顔で何も言葉がでないところがすごくリアリティーがあって女が書いた話だろうなと思いましたが、この最後のセリフでこれは経験だなと感じ作者と握手した気持ちになりました。アラフォーで過去に恋愛で追いかけたことのある人だったらきついかもしれないけれど、自虐的に見て楽しめると思います。

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そりゃ、こんなイケメンが現れるとトチ狂ってしまうのは仕方がない…

 

ウルトラ I LOVE YOU! [DVD]

ウルトラ I LOVE YOU! [DVD]

 

 

 

パシフィックリム

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甥っ子お勧めの「ローン・レンジャー」がすごく良くて、気分のいいまま翌日「パシフィックリム」を見に行きました。

時間を間違えて前から2列目のど真ん中だったせいもあるかもしれませんが、メインの怪獣と戦うシーンが暗くてよくわからなかったのでフラストレーションを感じました。記憶違いかもしれませんが、怪獣は夜に海から現れます。そしていつも土砂降りでした。

物語は、怪獣と戦うロボットを操縦するやんちゃな弟と冷静な兄のコンビの紹介から始まります。なぜ2人で操縦するかというと右脳と左脳に1人ずつ必要なのです。そして、1つの脳としてロボットに指令を出さなければいけないので、必然的に親しい人や分かち合える人となり、彼ら兄弟が選ばれたというわけです。怪獣と戦うロボットを操る彼らはヒーローとなりますが、怪獣がどんどん進化していき、ロボットは勝てなくなります。兄弟のロボットも負けてしまいます。同時に兄は殉死してしまいます。勝てない奴らは要らないと世論からも押されて予算がどんどん削減され、数年後にはウォール(防御壁)の建設ににシフトしていきます。やんちゃな弟は失意のもとに危険なウォールの建設現場で働いている…というところまで一気に見せます。

最初の戦うのがうれしくてしょうがないやんちゃな弟と兄の冷静な行動の対比で戦いに臨むところは、音楽も良くて本当にわくわくしました。ああ、これから兄が死んでしまいどうなるのかなぁ、なんて弟の将来を案じていました。

なのですが、ここからは最初のわくわく感を超えることはありませんでした。

暗くてよく見えなかったというほかの理由としては、怪獣に魅力を感じられなかったことがあるかもしれません。フィギュアとか買って飾りたいって感じがないというか…

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顔が小さすぎるのかな?

良かったところは、中国人の三つ子!彼らをもっと見たかった。

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彼らの公式facebookより

彼らは三人で操縦するために3つ腕があるロボットに乗ります。

あと、いい味出していたのはこの怪獣の闇売買人。

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なんだかんだといいつつも、映画館で見るにふさわしいスケールの映画なので楽しみました。

Pacific Rim 2014 Calendar

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パシフィック・リム (角川文庫)

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華麗なるギャツビー

 

1か月ほど前になりますが、華麗なるギャツビーを見ました。

精神を病んで療養所にいるニック・キャラウェイが病気になった原因のギャツビーを語ります。アル中なのか薬中なのか大変苦しそうですが、結構お金のかかりそうな療養所で優しい先生と温い診察をするのが日課なので、苦しさがギャグのようです。先生に勧められてギャツビーの小説を書いていくうちに精神も安定してきます。最後のサインをいれるところが明るい未来を想像させ、ケッという気持ちになります。

セリフですべてを語って行くのでどんどん気持ちが映画から離れていきました。

主人公のギャツビーはなかなか姿を現しません。彼を見た人はいないわ。なんてセリフもあり期待値がどんどん膨らみます。といっても、ギャツビーを演じるのはレオナルド・ディカプリオということをしらない観客はいませんが…

溜めに溜めてギャツビーを「あの忘れられない笑顔」とのセリフで紹介。

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大笑いしました。この花火を背負った笑顔。レオナルド・ディカプリオだからこそでしょう。「よっ、レオ様」と思わず声をかけてしまいそうです。

ここが一番印象深かったです。そのほかの出演者も花火を背負ったアップがあったので監督も気に入ったのではと思うほどでした。

ほかにも観客に息を飲ませようとしたシーンがあったのですが、まったく成功していませんでした。ギャツビーが手に入れたくてしょうがなかった女デイジーを演じるキャリー・マリガンが最初に出てくるところもイマイチでした。彼女は魅力なさすぎです。照明やメイクやCGなどでせめて肌をきれいに撮ってあげてほしかった。私にはなぜそこまで彼女にギャツビーが執着するか全くわからなかったです。

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たくさんあるほくろに皺…メイクでどうにかならないのでしょうか?スタイルも下腹出てたし…

良かったところはパーティーのシーン。

1930年代の衣装を着た大勢の人がヒップホップで踊るのが楽しかった。それと、衣装がアールデコ好きの私はとても気に入りました。夢のようでした。

とにかく、セリフで説明しすぎに感じました。最後のギャツビーの葬式にだれもこなかったなんて、映像でわかることなのでイライラしました。パーティーシーン以外は退屈でした。

原作があるからしかたがないのかもしれませんが。

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

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