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リップスティック ’13

おもに海外の映画やテレビドラマを観た感想を書いています。

ロボコップ(2014年版)

ロボコップ(原題:RoboCop、2014年アメリカ映画、あべのアポロシアターにて鑑賞)

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最近多いリメイク物なんですが、見ている間中、「こんなんだっけ???」と新しい建物に新しいお店が入って「あれ?ここ前なんだっけ?」みたいにオリジナルが思い出せなくて情けなかったです。危うい記憶によるとオリジナルは哀愁のヒーローでした。それは新作も同じでした。
が正直、主役より脇を固めるあくの強い役者たちのほうが記憶に残ります。サミュエル・L・ジャクソンが、ジャンゴ繋がされる者で演じた最低最悪の黒人より悪い顔をしています。世界中のあくを煮詰めたような顔色で、自分の良心に従って行動します。素晴らしいことですが、それは人間の良いところを踏みにじるようなことなんです。性質が悪いのです。

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歯がきれいで怖さがましています。


物語は、完全に現代社会に移植されています。世論が政治を決めること。中東に派遣されたロボット治安部隊も現代っぽいです。現代というか、舞台設定は近未来の話なんですが。アメリカが近未来も中東のテロは終わらないと考えているのでしょう。そこに出てくるレジスタンスが正義ってなんだ?治安維持は誰のためだ?ということを考えさせられます。でも、あっさりとしか触れられません。
ゲイリー・オールドマン演じる博士は体の一部分を失った患者を救うことに全力を尽くしています。素晴らしい義手や義足もかなりの水準になってきました。完璧にするには、いくら予算があっても足りません。スポンサーが出てきたのはいいのですが、その莫大な予算と引き換えに医者の良心を少し殺さなければいけませんでした。

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上司に振り回される哀愁のゲイリー・オールドマン(右)


オムニ社のCEOは普通の面構えをています。善良にも見えないが、悪人にも見えない。人なんて殺しそうにない人です。もちろん、いちばん汚いやつです。金のためならなんでもやるやつです。良心は鼻からありません。その部下たちも仕事のために生きているやつです。思想も良心のありません。きっと彼らは肌や人種で差別することもないでしょう。自分の仕事が成功すること以外何の価値もないのです。そして、狂気の現場主任もいます。戦争の最前線の現場からのたたき上げです。自分が生き残ってきたやり方にものすごい自信を持っています。それを踏みにじられるのは許せないのです。そんな奴は、この世から抹殺してやるしかないのです。
そんなあくの強い人たちに囲まれた善良な主人公はもう一つ魅力に欠けるのです。同僚思い、家族思いで妻と息子を心から愛している。彼の体はほとんどロボットになってしまいますので、顔だけで表現しなければいけないハンデもあるのですが、本当に印象に残らないのです。動いているときは、顔が見えないほうが多いし。オリジナルは、周りよりロボコップ本人の悲しみが心に残った記憶があるのですが…

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オリジナルのロボコップ。怖い

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オリジナルの凄みがない…人の好さは伝わってくるけれど。


あと個人的には、ドラマThe goodwifeに出てくる離婚弁護士の人が議員役で出ていたことがよかったです。彼のファンなので盛り上がりました。

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人を食ったような話し方はgoodwifeと同じでした。


それと、ロボットとの銃撃シーンは転げまわるところと銃撃音のシンクロがバスバスドスドス体にリズムよく響き心地よかったです。これは、映画館で見る醍醐味です。

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これに勝てるわけがない。こんなのが街をうろついていたらストレス溜まりそう。


リメイクはだいたいオリジナルを超えることはないので期待はしていなかった分、結果的には楽しみました。


2014/3/14公開『ロボコップ』予告編 - YouTube

 

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